【読書ノート】『レバレッジ・リーディング』(本田直之著、東洋経済新報社)

読書ノート
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年が明けて「今年こそは!」と意気込んで、新年の誓いをたくさん立てたものの、気づいたら何もしないまま新年度を迎えていた。このままだと今年(今年度)も何も成し遂げられないままあっという間に終わってしまう。そんなわけで今からでも、色んなことで成果を出すために、まずは読書の仕方を見直すことにした。

 

目次

本から得た知識を活かすには

読書術に関する書籍はたくさん出版されているが、個人的にとても気に入っているのが『レバレッジ・リーディング』(本田直之著、東洋経済新報社)である。出版されたのは2006年と結構前ではあるが、本から得た知識を最大限に活かす方法は今でも色褪せないと思っている。そんな本書の内容をとても簡単に言うと次の通りである。

・その本から何を得たいかを読む前に明確化する

・得たいことが記載されている箇所だけを読み、線を引く

・線を引いた箇所をメモにまとめて、ことあるごとに見返し実践する

これらの内容については次から一つひとつ解説していきたい。

 

読む目的を明確化する意味

小説のようにストーリーを楽しむのではなく、本から使える知識を得ようとした場合、本を読む前に「その本から何を得たいのか」「何のためにその本を読むのか」という目的意識をはっきりさせることは不可欠である。本を読んでいると、ついあれもこれも大事そうだと思って、最初から最後まですべて読んでしまう。ただし、それだと読んでいるときはわかった気にはなるもの、あとになって「あの本の内容ってなんだったけ?」となってしまう。なので、その本から何を得たいのかを明確化し、その得たい内容が書いてある箇所のみを重点的に読む。そして、重要な箇所以外は読まないと割り切ると、結果的に速く読めるし、内容も頭に残りやすくなる。

 

重要だと思う箇所に線を引き、メモにまとめる

本を読む際に、線を引いたり、あとでメモにまとめるのは正直面倒ではある。読んでいるときはわかった気になり、大事なところに線を引いたり、メモにまとめる必要はないと思うこともある。ただし、1回読んだくらいでは時間が経つと、どれだけ重要だと思っていたことでも忘れてしまう。だからこそ、その本から得たいと思っていた箇所には線を引き、面倒でもメモにまとめることが必要なのである。ちなみにどれもこれも大事だと思って線を引きすぎると、あとでメモにまとめるのが面倒になり、結果本を読んだけど何も得られなかったということにもなりかねないので、線を引く箇所は厳選した方がいい。

 

まとめたメモを見返して実践する

本から得た知識を活かすには、本に書いてあることを試行錯誤しながら実践することが大事である。このアウトプットがないと、わざわざお金と時間をかけて本を読む意味はない(もちろん小説のような純粋に楽しむ読書はのぞく)。何かを変えたいと思ったときに、本を読んで「なるほど」と思っただけでは何も変わらない。本を読み、ヒントとなる箇所をメモにまとめて、試行錯誤しながら実践する、この繰り返しこそが自分の成長につながるのである。

 

本を使い倒したい

そんなわけで私自身は改めて今の自分の課題は何か?その課題を解決するためにはどうすべきか?という視点で本を読むことを徹底し、自分自身をより成長させたい思っている。仕事、趣味、私生活などでより充実した日々を送るために、レバレッジ・リーディングを活用していきたいと思う。そんな私と同じように自分自身を成長させるために、よりよい本の読み方、活用の仕方を習得したいと思う方にはとてもおすすめできる一冊なので、ぜひ読んでいただきたい。

 

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