【雑記】大腸内視鏡検査を受けてきた(後編)

雑記

目次

前回までのあらすじ

会社で受けた大腸がん郵便検診の結果、便潜血(便に血が混じっている)と診断されたため、大腸内視鏡検査を受けることにした。検査を受けるのは初めてのことだったため、ドキドキしながら検査当日を迎えた。前日から食事の制限はあったが、病院ではさらに腸の中を空にすべく1時間かけて2リットルの下剤を飲む必要があった。そうした下剤を飲んだあとからの内容を今回のブログで記したいと思う。(それまでの詳しい内容は前回のブログを参照いただきたい。)

 

下剤を飲んだら便を出す

1時間かけて2リットルの下剤を飲みきったあとはトイレタイム。てっきり1〜2回くらい排便すればいいのかと思っていたら、まさかの12回も排便しなければならないそう。排便時間と便の状態を記録しながら12回トイレに行くのだが、途中6回目には看護師による便の目視チェックがあるという。色々と圧倒されながらトイレに向かう。気分はまるで世界戦に臨むボクサー。士気を高めてトイレに向かったが、周りは年上のおじさんばかりだったのでトイレの状態だけが気がかりだった。ただ、頻繁に清掃は入っているし、皆思っていることは同じなのか便座の消毒スプレーを駆使する人ばかりでトイレを利用する際の不快さはまったくなかった。

 

12ラウンドの戦いは厳しい

下剤を飲みきってからは、トイレに駆け込んではまた戻ってを繰り返していた。前日の夜以降から固形物を食べていないので便の状態はほぼ水。その水の色が排便ごとに薄くなっていることを確認しながら、記録していく。最初のうちは絶え間なく便意を感じるので、順調にピットストップを重ねていく。6回目のピットストップ後の看護師による目視チェックは「うん、きれいだね」とのコメントをいただき無事にクリア。しかしそこからはだんだんと便意を感じなくなっていることに気づいた。様子を聞きに来た看護師に「12回は厳しいかもしれない」と伝えたところ、「それでも最低10回はトイレに行ってほしい。」と返答があった。最初のうちは1回のピットストップで2回分排便していたのかもしれないとちょっと悔しい気持ちになった。それでも体の中の物をすべて絞り出す気持ちでトイレに通い続け、何とか12ラウンドを戦いきった。

 

ようやく内視鏡検査を受ける

排便後は内視鏡検査まで待機するよう指示を受けた。これが結構長くて検査室まで来るように言われるまでは1時間くらいはかかっただろうか。検査室ではまずは待機場所のベッドに横向きで寝るように言われ、内視鏡検査に備えて麻酔を打たれた。そこから麻酔が効いてくるまで待機して、内視鏡検査室に運ばれた。麻酔のせいで若干意識は朦朧としていたが、検査を担当してくれた医師との会話はできた(ただし、その時話した内容はよく覚えていない)。検査室ではお尻の穴の周辺に潤滑ジェルを塗られ、内視鏡をお尻の穴から入れられたが、麻酔のおかげで正直何も感じなかった。

 

検査の結果、ポリープが見つかる

内視鏡の映像はモニターに映され、それを医師と見ながら確認していった。がんが発見されたらどうしようかとドキドキしながらモニターを見ていたら1.5cm大のポリープが見つかった。私は良性なのか悪性なのかそればかりが気になってしょうがなかったが、医師からはそのことについての説明はなく(当たり前だが切除した検体を検査しないとわからない)、見つかったポリープの切除作業に入った。ポリープを切除したところは傷が開かないようクリップで止める。止めたクリップは便と一緒に出てしまうそう。

 

切除したポリープの検査結果が届く

ポリープを切除してから3日間は入浴は禁止でシャワーのみ。さらに切除後2週間は運動やアルコール摂取も禁止だった。お風呂、運動、アルコールと好きなものすべてができない日々を悶々と過ごしていた。そうして2週間の悶々生活を終えるとすぐに検査の結果が郵送で届いた。悪性の腫瘍だったらどうしようかとドキドキしながら結果を見ると、「今回切除したポリープは良性で、特に心配ありません」と書いてあった。ということで昨年末からの大腸がんではないかとの不安は拭い去ることができた。とはいえ、経過観察のために2021年9月に再検することが勧められているので、念のためこれも受けてみようと思う。

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