100kmウォークは簡単に言えばただ歩くだけではあるが、快適に歩き続けるためには様々な対策が必要となる。そんな対策の中で今回は絶対に忘れてはいけない肌擦れ対策について紹介したい。
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長時間歩くと体の色んな場所が擦れる
100kmウォークでは24時間前後(人によってはもっと長いかもしれないが)歩き続けなければならない。普段歩いているときには想像つかないかもしれないが、長時間歩き続けると体の色んな場所が擦れて、ヒリヒリとした痛みが出る。一般的には股擦れがよく知られているが、それ以外にも脇、乳首、お尻なんかも擦れたりする。そのため、100kmウォークで最後までトラブルなく歩き切るために肌擦れ対策は必須となる。
肌擦れの痛みをあなどってはいけない
もし100kmウォークで肌擦れ対策を怠ってしまうと、ヒリヒリとした痛みを我慢しながら歩かなければならない。この肌擦れの痛みは地味にツラく、この痛みがあるかないかでパフォーマンスには天と地ほどの差が出ると言っても過言ではない。ただし、擦れる場所には個人差があり、自分では考えてもいなかった場所が擦れることも想定される(実際私もお尻が擦れるなんて思わなかった)。そのため、練習の段階で本番を想定した装備でのロングウォーク(20km〜50km)を行い、実際体のどの場所が擦れるのかは事前に把握しておくべきだろう。
代表的な肌擦れとその対策
肌擦れは肌と肌が擦れることによって起こる。股や脇、お尻などはその代表箇所である。こうした箇所には事前にワセリンなどを塗っておくことで擦れを防ぐことができる。ただし、100kmウォークの場合は長時間となり、時間が経つと塗ったワセリンが落ちてしまうので休憩のタイミングで適宜塗り直しをする必要がある。商品によっては7〜8時間持つものあるが、一度擦れるとどうしようもなくなってしまうので、ちょっとでも違和感を感じたら塗り直した方がよい。
肌擦れはウェアやシューズでも起こる
また肌擦れは身につけているものが原因で起こることもある。靴擦れや乳首擦れがその代表例だろう。こうした擦れに対しては自分に合うシューズ、ソックス、ウェアなどを選ぶことで防ぐことができる。自分に合う(履き心地、着心地のよい)シューズ、ソックス、ウェアがどのようなものかはなかなかわからないかもしれないが、納得いくまで試着をし、練習でも積極的に使用することで自分に合うアイテムを見つけてほしい。
肌と着衣の擦れで地味にツラいのが乳首の擦れである。100kmウォークでは速乾性のポリエステル製のウェアを着用すること推奨するが、製品によっては生地がザラザラしたものがある。こうしたウェアを着用すると乳首が擦れ、最悪出血したりもする。そのため、なるべくならツルツルした生地のウェアを着用し、心配なようであればインナーを着用したり、乳首にテーピングを施すのも手である。
読書沼的肌擦れ対策おすすめ商品
肌擦れ対策で有名な商品はワセリンである。私も以前はワセリンを愛用していたが、塗ったあともベタつくのが気になっていた。擦れる箇所に塗りこんで、そのままウェアを着るのにも抵抗感があった。そんなときに見つけたのがこの「天狗バーム」である。天狗バームは肌をきちんと保護してくれるのにベタつかない。塗ったあともベタつかないので、肉刺や靴擦れが起きやすい足に塗っても不快感がない。もちろん擦れ防止の効果もバツグンで、2021年6月に参加した富士山一周ウルトラフリーウォーキング125kmでは、塗り忘れたお尻以外で擦れが起きることはなかった。ワセリンのベタつき感が苦手な方、これから肌擦れ対策商品を探している方はぜひこの天狗バームを試してみてほしい。
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