サウナでととのいたい方必見!サウナの正しい楽しみ方

雑記

最近サウナが流行っている。書店にサウナ関連書籍の特設コーナーがあったり、テレビでも特集が組まれたりとサウナについて目にする機会が多くなった。今回はサウナに興味はあるがまだ体験したことがない、または何度か体験したがまだサウナの良さが理解できないという方に向けて、正しいサウナの楽しみ方について書いてみたい。

 

目次

サウナには正しい入り方がある

私は今でこそサウナにどっぷりハマっているが、少し前まではサウナの何が良いのかまったくわからなかった。サウナの良さがわからなかった頃の私は、サウナのあとに水風呂に入るということくらいは知っていた。しかし、サウナのあとに水風呂につかろうとしても、あまりの冷たさに肩まで浸かることができなかった。サウナを満喫するための第一関門はこの水風呂であり、この水風呂を攻略しないことにはサウナの良さは理解できないのだが、当時の私にはまだサウナの満喫するための正しい入り方を理解していなかった。

 

サウナの正しい入り方

サウナを満喫するためには正しい入り方を理解する必要がある。私はこれを『人生を変えるサウナ術 なぜ、一流の経営者はサウナに行くのか?』(本田直之/松尾大著、KADOKAWA)という書籍で学んだ。ちなみに、この書籍ではサウナの入り方を次のように説明している。

 

・基本のサイクルは「サウナ→水風呂→外気浴」。

・セット数は1〜3セット程度。リフレッシュして活動したいときは少なめ、リラックスしたり、眠りたいときは多めに入ると良い。

・それぞれの時間の目安はサウナ:水風呂:外気浴=4:1:5程度。水風呂は「温度の羽衣」ができるまでは入るのがおすすめ。

・「気持ちいい」という感覚に従い、自分の好きなように入る。周囲の人と比較したり、我慢しない。

 

サウナ未経験者でもサウナのあとに水風呂に入ることを知っている人は多いかもしれないが、そのあとの外気浴までセットになっていることや、その外気浴がサウナのメイン(一番多くの時間を費やす)であることを知っている人はまだ少ないかもしれない。そう、この外気浴(休憩)をしないとサウナに入る意味がないと言っても過言ではない。

 

サウナは極上のリラクゼーションである

ちなみに、かつてサウナの良さが理解できなかった私がサウナに興味を持つようになったのは、サウナ愛好家たちが口にする「ととのう」状態を体験してみたいと思ったからである。私が好きなドラマ版の『サ道』では登場人物たちが、サウナ→水風呂→外気浴を経てトランス状態になる(ととのう)様が描かれている。私もその感覚を味わってみたいと思い、サウナの入り方を学び、実践してみた。

サウナ室で滝のように汗が出てきたタイミングでサウナ室を出る。そして、水風呂に入る前にシャワーで汗を流す。これまでクリアできなかった水風呂は、躊躇してはダメだと思い、勢いで肩まで浸かる。一度肩まで浸かると冷たさはそこまで感じない。1分ほどで水風呂を出て、休憩スペースの椅子で休む。すると手足や頭が心地よくビリビリと痺れて浮遊感が出て、とにかく心地がよい。これは極上のリラクゼーションだなと感じた。

 

「ととのう」とはどういうことなのか

サウナ、水風呂を経て外気浴で「ととのう」。この状態はものすごく心地がよいのだが、この「ととのう」とはどういう状態なのか。これについても前出の『人生を変えるサウナ術 なぜ、一流の経営者はサウナに行くのか?』(本田直之/松尾大著、KADOKAWA)で詳しく解説されているので紹介してみたい。

 

(前略)サウナ→水風呂で大きく交感神経優位になっていたところから、反発して逆に副交感神経が優位となり、身体全体が一気にリラックスモードに入る。水風呂によってぎゅっと収縮していた血管が解放され、体表温度も脈拍も平常時近くに戻る。

この交感神経優位から副交感神経優位に自律神経がスイッチする際の感覚、極端に暑かったり寒かったりした環境から、平常の環境に戻ってくると「ホッとする」、この、自分の基準である体温や脈拍へと一旦リセットされ、リブート(再起動)されるときの、いうなれば野生的な感覚が、サウナにおける爽快感であり「ととのう」という感覚の正体だ。

 

高温のサウナ、冷たい水風呂という極限状態で優位になった交感神経が、外気浴で副交感神経にスイッチしていくリラックスする感覚が「ととのう」ということなのである。

 

持病や健康面で不安がある人は注意が必要

ここまでサウナの正しい入り方や、外気浴の心地よさについて書いてきた。まだサウナの楽しみ方がわからない方にはぜひ「ととのう」感覚を味わってもらいたい。しかしながら、サウナには誰でも入れるわけではない。サウナに入ったり、水風呂に入ったりすることは心臓や血管にとても負担がかかる。そのため、心臓や血管に疾患がある方、その他持病がある方はサウナに入ることで逆に体を悪くする可能性がある。もしサウナに入ることに少しでも不安がある方は医師などの専門家の意見を聞くようにして欲しい。

 

サウナに入る前に読んでおきたいおすすめ書籍

『サ道 心と体が「ととのう」サウナの心得』(タナカカツキ著、講談社プラスα文庫)

私がサウナに興味を持つきっかけとなったドラマ版「サ道」。本書はその原作者であるタナカカツキ氏によるサウナ体験記である。サウナの良さが理解できなかった著者がどんどんサウナの魅力にハマっていく様がとても面白い。サウナ初心者だけでなく上級者にとっても楽しめる1冊。

 

『人生を変えるサウナ術 なぜ、一流の経営者はサウナに行くのか?』(本田直之/松尾大著、KADOKAWA)

こちらの書籍は記事でも紹介させていただいたが、サウナの入り方やその効能についてとても詳しく書かれている。おすすめのサウナも紹介されているので、サウナについての知識を得たら、そのサウナを訪れてみるのもよいかもしれない。

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